ドラッグストアで購入できるアミノ酸シャンプーの特徴
アミノ酸シャンプーは他のシャンプーと違って、洗浄剤がアミノ酸成分やアミノ酸近似成分を使用することで、頭皮や髪に負担が少なく、脱脂力も抑えめなことから、ヘアケアシャンプーとして人気があります。
また、最近ではドラッグストアなどでも、他のシャンプーよりも価格はやや高めながら専門店などよりも安く購入できるアミノ酸シャンプーが購入出来るようになってきていますよね。
専門店や美容室などで購入するアミノ酸シャンプーよりも安くて髪に優しいならドラッグストアのアミノ酸シャンプーで良いじゃない?と思いますが、実際にはどのような違いがあるのでしょう?
ドラッグストアのアミノ酸シャンプーの特徴
ドラッグストアなどの市販で販売されているアミノ酸シャンプーで主に使用されている洗浄剤は、実はメインの洗浄剤がアミノ酸成分ではないことが多いです。
シャンプーは主に水と洗浄剤(界面活性剤)が占めているのですが、そのメインの洗浄成分が高級アルコール界面活性剤、硫酸系といった洗浄成分で、次にアミノ酸成分をプラスすることで、アミノ酸配合シャンプー、アミノ酸系シャンプーとして販売されています。
オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naの登場
今までの高級アルコール界面活性剤で多かったラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naに変わって、使用されることが増えてきたのが、オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naです。
オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naは硫酸系と同等の洗浄力があり、やや脱脂力が穏やかと言われている洗浄剤で、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naに変わって配合されることが増えてきました。
ただ、オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naもタンパク変性作用と呼ばれる髪や頭皮への負担がある洗浄剤ですので、純粋なアミノ酸シャンプーとして見るのは注意が必要かもしれません。
シャンプーは成分表をチェックするのが分かりやすい
成分表では水の次にどんな記載があるのか?をチェックすることで、そのシャンプーの特徴がわかります。
ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Na、オレフィン(C14-C16)スルホン酸Naの場合はアミノ酸成分を配合したシャンプー。
ココイルグルタミン酸・ココイルアラニン・〜メチルアラニンといった記載があるものはアミノ酸洗浄剤がメインとなっていますので、その次にオレフィン(C14-C16)スルホン酸Naと記載されていても、メインはアミノ酸洗浄剤ということがわかります。
専門店やメーカー直販系のアミノ酸シャンプーは純粋なアミノ酸洗浄剤のみで作られているシャンプーもありますが、ドラッグストアなどで販売されているシャンプーは価格面を抑えるために石油系の洗浄剤をプラスしていることが多いことを知っておくと、アミノ酸シャンプーを使っているのに、思ったほど優しいと感じられないといった使用後の不満を減らすポイントになりますので、ヘアケアを目的でアミノ酸シャンプーをドラッグストアで購入する場合にはチェックしてみてくださいね。